意匠図面の作成”図面の整合2”

前回は正面図、右側面図、左側面図の整合の話でした。今回はさらに進んで平面、底面図と他図との整合の取り方になります。

今回もガイドラインを先に引いていきます。正面と左右側面の時は、正面図の外形線(輪郭線)と頂点から平行に赤線を引きました。平面、底面図の作成においては、正面図から垂直方向のガイドラインを引いていきます。正面図から垂直方向のガイドを引き終えたら、左右側面図をコピペしそれぞれ90度回転させます。回転させたら上図の位置関係で配置してください。

次に、左右側面図から平行にガイドラインを引いていきます。正面図の時と同様、全ての外形線と頂点から引いていきます。基本的な考え方は、垂直方向のガイドと平行方向のガイドの”交点”を結んでいくと、平面図は仕上がっていきます。実際はそんなに簡単なことではないのですが、あくまでも基本的な考え方です。

上図では全てのガイドラインを同じ色にすると分かりにくいので、円筒形の軸部は青のガイドライン、キノコ状のウェイト部は赤のガイドラインとしています。垂直方向と水平方向の青のガイドラインの交点を線で結んでいくと、円筒形の軸部が仕上がり、垂直方向と水平方向の赤のガイドラインの交点を線で結んでいくとウェイト部の平面図が”大まかに”仕上がります。細部の形状は資料等を元に詰めていく必要はありますが、中々文章のみでは説明が困難な部分ですので、ここでは触れません。

底面図に関しても考え方は全く同じです。(背面図は今回の図面では正面図を反転すればいいので、描き方は省略)

下図の青と赤の太線が底面図です。

ブログにアップした画像では詳細が見にくいかと思いますが、各図面間の整合の基本的な考え方は以上のようになります。さらりと概略を書きましたが、簡単そうに見えても、ひとたび悩み始めると泥沼にはまってしまうのが意匠図面の怖いとこです。今回の図も一見単純ですが、きちんと詰めていくと結構悩む部分がでてきます。

実際の仕事では、なかなかこうは簡単にはいかず、頭を悩ませることが多いのです・・・・。

ブログの画像と文章のみでは、ごくごくサワリしか伝えられませんので、いずれは動画での配信も考えてはいます。

次回は、斜視図作成の概略です。

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