お勧めの練習といえば
自転車好きにしか分からないと思いますが、希代のスプリンター、マーク カベンディッシュと世界3大ツール全てで総合優勝を果たしたスペイン自転車界のレジェンド、アルベルト コンタドール。
描いたのは僕ではなく、美大卒の奥さんです。悔しいけれどデッサンでは敵いません。
ある程度図面ソフトが使えるようになって斜視図の勉強がしたいと思っている人にいつも勧めているのがデッサンです。
アナログで絵が描けないとデジタルでも描けません。絵や図面を描くツールが絵筆やペンからマウスに変わっただけであると僕は思っています。
デッサンをやっておくと頭の中に物品のイメージが出来上がるのでまず軽くアナログで形状を描いてみてから、マウスに持ち替えると迷いがないと思います。観察力、見る目も養われますしね。
料理人は舌、音楽家は耳、画家は目、もちろん図面屋も目が必要です。間違った図面を描いたときに”何か変だぞ”という微妙な違和感。この違和感を感じ取れる感覚と、その違和感の原因を突き止める”知識”。この二つはどうしても必要ですね。
この場合の知識はテクニカルイラストレーションの知識ということですが、”知識のみ”で強引に描こうと思えばやれなくはないですが、どこかで躓くと思います。 逆に”絵ごころ”のみだと、意匠図面となると難しいし、他人に説明する際に説得力がない。
こうやってお勧めしても本当に練習する人ってなかなかいないんですけどね。